介護ソフトシステムに統一規格を
こんにちは。
だんだん陽気が秋めいてきましたね。
介護事業所にとっては、毎月の面倒ごと=レセプトについて考えてみました。
ケアマネージャーは、パソコンにサービス事業所のスケジュールを入力
↓
それを紙(提供票)に印刷、郵送もしくはFAX
↓
事業所は、届いた紙のスケジュールをパソコンに入力
↓
サービス提供実績の変更をパソコンに入力
↓
それを紙に印刷、郵送もしくはFAX
↓
ケアマネージャーは、届いた紙のサービス提供実績をパソコンに入力
↓
その後、ケアマネージャー・事業所ともに国保連に電子請求
あらためてレセプトのやりとりが、非常にナンセンスなことに気づきます。
データと紙を往復させるこの仕組みって....
例えばデジタル楽器にはMIDIという規格があります。
基本的に、同じMIDIデータから電子楽器がメーカーを問わず同じ演奏ができるのです。
Aさんが作った楽曲をBさんにシンセサイザーで演奏してもらいたいときは、その楽曲のMIDIデータをBさんに送るだけです。
これが、介護保険のレセプトでは、
Aさん
作曲して、コンピューターに打ち込む(ケアプランのパソコン入力)
↓
この曲を譜面に書いて(提供表印刷)、Bさんに送る。
Bさん
送られた譜面(提供票)を見ながら、シークェンサー(介護ソフト)に打ち込む。
本番でのシンセサイザー演奏(サービス実績)を、譜面(提供票)に書いてAさんに送り返す。
と、こんな感じです。
AさんもBさんも電子データ環境があるのに、譜面=紙でのやりとりをしているわけでナンセンスですよね。
介護の伝送請求やサービス実績管理も、MIDIのように統一規格を作って運用できたらと思います。
国保連に伝送請求をするにあたり、すべての事業所は共通のフォーマットを使用してるはずです。
これを拡張して、○月○日、××事業所が△△のサービスという情報まで管理できる規格にすれば、ケアプランのスケジュールがそのまま、事業所のスケジュールに反映され、事業所のサービス提供実績がケアマネージャーの給付管理に反映されるようになります。
ナンセンスなやりとりは生じません。
データは即時更新、即時反映に意味があります。
ICT活用を唱えるなら、まず、こういう規格づくりをお願いしたいです。
ホームヘルパー募集中!
東京都豊島区の介護保険事業所
ホームケアながさき
http://www.homecare-nagasaki.com/
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